「塗り替えた外壁がめくれてきた」「一度直した場所がまた剥がれた」。大田区でこうした変化に気づいたら、次の塗料を選ぶ前に、どこから剥がれているのかを確かめましょう。見た目を塗り直しても、下地や水分の問題が残れば再発する可能性があります。
この記事の答え
塗膜の剥がれは、古くなったからとは限りません。 外壁材と塗膜の状態、水の影響、前回の下地処理、塗料の組み合わせを調べ、原因に合う補修をしてから再塗装を検討します。羽田・大森南などでも、所在地だけで塩害と判断しないことが大切です。
外壁の剥がれは「どの層が離れたか」が出発点
塗装された外壁には、外壁材の上に下塗りや仕上げの塗膜が重なっています。新しく塗った部分だけが離れる場合と、以前の塗膜ごと剥がれる場合では、調べる内容が異なります。外壁材自体の欠けや傷みがないかも確認が必要です。
日本ペイントは、剥がれを塗膜の付着力が低下して起こる現象と説明しています。単なる色あせとは分けて考え、塗膜が下地を保護できているかを確認しましょう。[参考:塗膜の劣化]
| 見える変化 | 調査で確かめたいこと |
|---|---|
| 薄い膜がめくれている | 新旧の塗膜のどの境目で離れているか |
| ふくらんだ部分から剥がれている | 水分の影響や既存塗膜との組み合わせ |
| 窓の下など同じ場所で繰り返す | 周辺の目地・取り合いと水の入り方 |
| 壁材も崩れる・欠ける | 塗膜以外の外壁材や下地の補修の必要性 |
この表だけで原因を特定することはできません。点検時には、分かったことと、追加確認が必要なことを分けて説明してもらうと、工事の範囲を整理しやすくなります。
再塗装の前に確認したい3つの原因候補
1.下地の状態と、前回の下地処理
表面に汚れや脆くなった塗膜が残っていなかったか、必要な処理と下塗りが行われたかを確認します。日本ペイントの技術資料でも、素地に油脂・ほこり・水分・塩分などが残った状態での塗装が付着不良につながる例を挙げています。ただし、この一般論だけで個別の住宅を施工不良と断定することはできません。[参考:塗膜のはくり]
2.水分や漏水の影響
同じ箇所のふくらみや剥がれを繰り返す場合は、塗膜の外側だけでなく、水がどこから来るかも調査対象です。窓まわり、目地、雨樋など周辺の状態や、室内側のシミも伝えてください。日本ペイントは、漏水が原因のふくれでは漏水箇所の特定と補修が必要と説明しています。[参考:同じ場所で繰り返す塗膜のふくれ]
3.既存塗膜と新しい塗料の組み合わせ
外壁材や以前の塗膜に合う仕様かも重要です。高性能とされる塗料でも、どんな下地にもそのまま使えるわけではありません。メーカーは改修塗装について、旧塗膜との組み合わせにより、時間がたってからふくれなどが起こる可能性を案内しています。前回の塗料名や仕様書が残っていれば、点検時に共有しましょう。[参考:期待耐用年数・改修塗装の留意点]
羽田・大森南では「海に近いから塩害」と決めつけない
羽田は多摩川の河口付近に位置し、空港や川に隣接する地域です。一方で、同じ町内でも建物の向き、周囲の建物、雨風の当たり方は異なります。大田区の地域紹介は立地を知る資料ですが、個々の住宅の劣化原因を証明するものではありません。[参考:大田区・糀谷・羽田地域]
海側の住まいで塩分の影響が気になる場合は、海からの距離や風の当たり方を伝え、実際の付着状況や金物の錆を確認してもらいましょう。金属部分の錆と外壁塗膜の剥がれは、分けて記録します。白い付着物があるだけで塩分と決めたり、海に近いという理由で下地処理や漏水の確認を省いたりしないことが大切です。
大森南などで住宅と事業所が近い場所では、車両・人の通行や作業時間との調整も相談事項になります。個々の現場で洗浄水や剥がした塗膜の飛散を防ぐ養生、隣家の窓・洗濯物への配慮を確認してください。
自分で剥がして確かめる前に
無理に塗膜を引っ張ったり、高圧洗浄で落としたりせず、まず写真を残してください。剥がれが広がるおそれがあり、調査前の状態も分かりにくくなります。外壁材が浮いている・落下しそうな場合は近づかず、工事会社へ状況を伝えましょう。
図解|再塗装を決めるまで
STEP 1 状態を記録
全体と近くの写真、発見日、雨の前後の変化を残す。
↓
STEP 2 塗装履歴を確認
前回の見積書・仕様書・保証書を準備する。
↓
STEP 3 原因と範囲を調査
塗膜、外壁材、水分、周辺部材を分けて確認する。
↓
STEP 4 補修後の仕様を決める
除去・補修・下塗りから仕上げまで説明を受ける。
見積書は塗料名より「剥がれへの対応」を比較する
再塗装の金額は、剥がれの範囲、既存塗膜の処理、下地補修、足場などで変わります。現地確認前に一律の金額や工期で判断せず、何を含む見積もりなのかをそろえて比較しましょう。
| 項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 剥がれの調査 | 推定原因と確認できなかった範囲 |
| 既存塗膜の処理 | どこまで除去するか、残す部分の状態をどう確認するか |
| 水分・下地への対応 | 漏水や壁材の補修を含むか、別途調査が必要か |
| 塗装仕様 | 下塗りと上塗りの材料、乾燥条件、既存材料との適合 |
| 近隣への配慮 | 足場、搬入経路、洗浄・塗膜片の飛散防止 |
| 追加工事と完了確認 | 写真での報告、追加費用の事前確認、保証の対象 |
塗装して間もない場合は、まず前回の施工会社に写真と時期を伝え、現地確認と保証条件の説明を求めましょう。保証期間内でも対象は契約内容によって異なり、必ず無償になるとは限りません。別の会社へ依頼する場合も、元の状態と調査結果を残しておくと説明がしやすくなります。
共働きで立会いが難しい方は、調査に必要な立会日と、写真や書面で確認できる工程を分けて相談してください。剥がした後に下地の傷みが見つかった場合の連絡方法も決めておくと、判断を急がずに済みます。
よくある質問
Q. 剥がれた部分だけ塗れば直りますか?
A. 部分的に対応できる場合もありますが、原因と周囲の付着状態を調べて判断します。同じ原因が残る場合は、表面だけ塗り直しても再発する可能性があります。
Q. 塗装後すぐに剥がれたら施工不良ですか?
A. 時期だけでは断定できません。前回の仕様、下地の状態、水の影響などを調べ、施工会社に根拠のある説明を求めましょう。
Q. 海に近い家は特別な塗料にすべきですか?
A. 所在地だけでは選べません。外壁材、既存塗膜、実際の環境を確認し、下地処理も含めた仕様を検討します。
Q. 雨漏りがなければ急がなくても大丈夫ですか?
A. 室内に水が出ていなくても外壁の状態は確認が必要です。剥がれが広がる、ふくれる、壁材が浮くなどの変化があれば早めに相談してください。
まとめ|原因を確認してから塗り直す
大田区で外壁の塗膜剥がれを見つけたら、発生位置と履歴を残す、原因を調べる、補修と塗装の工程を確認するという順に進めましょう。海に近いことだけで原因を決めず、一軒ごとの状態に合う工事を選ぶことが再発対策につながります。
参考資料・情報の確認時点
本記事は、以下の公的資料・メーカー資料を参照して作成しています。製品ごとの施工条件は、実際に使用する外壁材・塗料の最新資料で確認してください。情報確認日:2026年10月21日。
本記事の監修者

小西 圭司(こにし けいじ)
株式会社I.V HOME(アイブイホーム)代表取締役
外装劣化診断士・カラーコーディネーター・一般建築物石綿含有建材調査者
リフォーム業界に25年以上従事。全国規模の大手リフォーム会社で10年間支店長を務め、その後、同規模のリフォーム会社で11年間営業統括部長を歴任。これまで約2,000件の施工に携わり、豊富な現場経験と実績を積む。
業界に根強く残る手抜き工事への不安や価格の不透明さといった課題に向き合い、「きれいにするのは当たり前」という信念のもと、株式会社I.V HOMEを設立。
お客様一人ひとりに寄り添う反響型営業と適正な現場管理を徹底し、最長20年間の施工保証を導入。「一期一家」を経営理念に掲げ、住まいを通じて末永く信頼されるパートナーを目指す。
運営会社情報
| 会社名 | 株式会社 アイブイホーム |
| 本社 | 〒146-0085 東京都大田区久が原2₋20₋16 R城南ビル1階 |
| フリーダイヤル | 0120-014-524 |
| 代表取締役 | 小西 圭司 |
| 事業内容 | 外壁、屋根塗装、防水工事、内装工事、エクステリア、設備、電気工事、水道工事、大工工事等など各種リフォーム工事 |
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| 定休日 | 日・月曜日 |

